―トロピカルとシトラスが重なり合う、光の余韻―
目次
気品ある選択の瞬間
― Eliot Towerとの出会い
ラグジュアリーな存在感を放つTrillium Brewing。なじみのビアショップに並ぶたびに心惹かれるものの、すべてを手に取るのは難しく…。思案の末に選んだ2本のうちのひとつが、この「Eliot Tower(エリオット タワー)スタイル/DIPA」です。開栓前から胸が高鳴りました。
南国果実とシトラスが奏でる
香りの重奏
グラスに注ぐと、明るいオレンジの液色がきらめき、そこから立ちのぼるのはマンゴーやパインの南国果実を思わせる香り。その奥から、シトラスの爽やかな気配が静かに重なります。口に含むとクリーミーな甘みが舌を包み、やがてグラッシーなニュアンスと確かな苦味が訪れる。余韻はまるで夕暮れに吹き抜ける風のように、すっと喉を抜けていきます。
余白に宿るシトラスの余韻
なめらかな口当たりにほどよいアルコール感を抱えながらも、重さはなく心地よく飲み進められる一杯。残るのはわずかにシトラスの余韻――リッチでありながら軽やか、余白の美しさを感じさせるDIPAです。


この余韻の透明感に、毎度心を奪われます。
Trillium Brewing
https://trilliumbrewing.com