―琥珀の光に映る、妻有のやさしさと芯の強さ―
旅の終わりに選んだ、芯のある一杯
妻有ビールの定番3種を紹介してきましたが、最後にとっておきの1本を。
「なでしこIPA その六」は、ブルワリーで直接手にした思い出深いビール。
十日町の澄んだ空気の中で、このラストを飾るにふさわしい香りを期待して開栓します。
琥珀色のグラスに広がる、
甘くも凛とした香り
琥珀色のグラスに広がる、甘くも凛とした香りグラスに注ぐと、自分好みの琥珀色の液色からホップ由来の柑橘香と、モルトのやさしい甘みが立ちのぼります。ひと口含むと、ほどよい酸味を帯びたモルティな甘さがふわりと広がり、すぐにしっかりとした苦味が追いかけてくる。そのコントラストが透明感あるハーモニーを奏で、気づけば心まで穏やかに。
甘さと苦味が寄り添う、
妻有のフィナーレ
奥深くほんのりとした甘さの余韻にうっとりしつつ、飲み口は驚くほどスッキリ。しっかりIPAらしい苦味を感じながらも、どんなシーンにも寄り添う包容力があります。締めくくりにぴったりの一杯、また妻有の風景が恋しくなる味わいです。


妻有ビールのラストは、まさに自分好みの満足な一杯。次は、あの十日町の自然のなかで、もう一度ゆっくり味わいたいですね。
・Tsumari Brewing
https://tsumaribrewing.com/