海と山の絶景を巡る旅
秋の伊豆高原 2日間 ②

城ヶ崎海岸散策、
いがいが根〜門脇吊り橋

AM7:00。自然の中で迎える朝は格別。朝食後、ロビーに立ち寄って観光パンフを見ていると気になるスポットを発見。それは「城ヶ崎ピクニカルコース」。城ヶ崎海岸沿いを歩き、ところどころで迫力ある絶景が愉しめる散策コースのようです。距離はかなりあるけど、自然が大好きなセレンなら気に入ることでしょう。

ここから城ヶ崎ピクニカルコースに繋がる「城ヶ崎自然研究路」のいがいが根まで15分くらいなので、いがいが根からスタートして、絶景が愉しめると人気がある「門脇吊り橋」を目指すことにしました。

林を抜けると…… そこは

人通りの少ない道路を10分ほど歩くと、道路脇の鬱蒼とした林の中から、いがいが根へ通じる小道が現れます。なにやら薄暗くちょっと怪しい雰囲気で冒険心を掻き立てられます！さらに5分ほど歩き、林を抜けると、視界が一気に広がり、潮の香りが漂ってきます。キラキラと輝く青い海が現れて、城ヶ崎自然研究路に到着！

いがいが根から目標の門脇吊り橋までは約90分。散策といっても城ヶ崎自然研究路は足場が悪い箇所が多いのでサンダルは厳禁。歩きやすい服装や靴の準備は必須。道中はアップダウンも多く、さらに溶岩で出来たゴツゴツした海岸沿いの道は歩きづらく、大半は海の見えない山道を歩くので登山をしているような感覚です。

時々現れるひらけた場所では、伊豆大島や岸壁に打ち寄せる迫力ある白波を見ることが出来ます。この道を歩く人だけが見ることができるこの景色、ちょっとした旅のご褒美で感動間違いなし！ ここを歩く人は時代と共に変わるけど、自然が溢れる雄大な景色は姿を変えずにいたんだなぁと思うと感慨深いものが……

城ヶ崎ピクニカルコースから
目的地「門脇吊り橋」に到着！

約45分くらい歩くと、道幅が広がった舗装された道に変わるので格段と歩きやすくなります。そして、日蓮上人ゆかりの「蓮着寺」に到着です。城ヶ崎自然研究路はここまで……

少し休憩を取った後、舗装された道を数分歩くと「伊豆海洋公園」に到着。伊豆海洋公園は伊豆のなかでも有数の初心者から楽しめるダイビングスポット。なるほど、海辺にはたくさんのダイビング機材が置いてあり、ウェットスーツ姿の人で賑わっています。そしてここからは、道幅が広がり平坦で歩きやすい道が続く城ヶ崎ピクニカルコースがスタート。人気観光地は時間が経つにつれ混雑するのでのんびりしてはいられません。

伊豆海洋公園を後にして、約30分ほど歩くと、人の数が増えてきて人気観光地ならではの雰囲気が伝わってきます。城ヶ崎ピクニカルコースはまだ途中ですが…… 残念ながら今回はここまでです。そして目的地の門脇吊り橋に到着！ここではセレンと達成感を分かち合うつもりでいましたが…… 人の多さと満車に近い状態の駐車場を見るとかなりの混雑が予想されるので直ぐに出発。眺めのいい場所から海を見下ろすと吊り橋らしきものを発見。なるほど遠目からみても迫力が伝わってきます。これは楽しみだ！

吊り橋は、断崖絶壁にかかっていて、長さ48m、高さ23m、橋の真下は海です。ぐるりと周りをみまわすと360度全てが絶景（言い過ぎかな？）！ 人は多いが押し合うこともなく、ゆとりを持って絶景を愉しむことができます。風が吹いても吊り橋が大きく揺れる事はありませんが、ちょっとしたスリルを感じるくらいの揺れはあるので橋が揺れるたびにセレンの冒険心をくすぐるようです。存分に海の絶景を愉しんだところで時刻はAM11:30。城ヶ崎自然研究路のいがいが根から、城ヶ崎ピクニカルコースの門脇吊り橋まで散策してきました。歩いた距離はかなりありましたが、道中は迫力ある海岸線や歴史的を感じる名所が多く大満足の120分間でした。（最終話に続く）

セレンのあしあと