Brewery Guide/出会ってきたブルワリーをまとめています。気になる一杯の、その先へ。

秋の伊豆高原
光の散歩道 ②

朝、森の息づかいの中で

AM7:00。
目を覚ますと、窓の外はやわらかな光。ひんやりとした空気に包まれて、深く息を吸うだけで、体の奥が静かに整っていく。自然の中で迎える朝は、やっぱり少し特別だ。朝食を済ませて、ふらっとロビーへ。
並んだパンフレットの中に、ひとつだけ目を引く名前があった。―城ヶ崎ピクニカルコース。海沿いを歩く道。ところどころに、景色の開ける場所があるらしい。少し距離はある。でも、不思議と迷いはなかった。

seren

いい空気だね!
なんだか、外に行きたくなるよ

スタートは“いがいが根”。宿から少し歩いて、体がゆっくり目覚めていく。そのまま、林の中へ。木々に囲まれた道は、思っていたより静かだった。足音だけが、やわらかく響く。少し進むと、光が落ちて、空気が変わる。薄暗い小道。でも、不思議と嫌な感じはしない。むしろ―どこかに導かれているような、そんな気配。やがて、ふっと風が抜けた。その瞬間、視界がひらける。目の前には、青い海。言葉より先に、景色が入ってくる。

seren

ね、今の風…変わった?
この先、なにかありそう

ゆっくりでいい、という選択

しばらく歩いたところで、足を止める。急ぐ理由はない。景色に合わせて、歩く速さを少し落とす。立ち止まる時間も、旅の一部。海のほうへ視線を向けると、波の動きがゆっくりと続いている。

seren

急がなくていいよ!
こういう時間、すきかも

そのまま、少しだけ時間を置く。気づけば、時間の流れがやわらいでいた。

木立がふいに途切れる。その先には、また違う海。遠くにうっすらと浮かぶ島。足元に打ちつける波。ざあん、という音が、体の中までゆっくり響いてくる。ただ見ているだけなのに、なぜか少し満たされていく。ここに来た理由なんて、あとからでいい気がした。

seren

ちょっとびっくりするよね
でも…ずっと聞いていられるよ

たどり着いた、その先に

歩き続けるうちに、少しずつ道が整ってくる。人の気配も増えて、さっきまでの静けさが、少し遠くなる。やがて見えてきた、門脇吊り橋。にぎやかな空気。少しだけ足を止める。そのまま視線を外すと、高台から見下ろす海。遠くに、小さくかかる橋。目指していた場所が、いつの間にか景色の一部になっていた。

seren

行ってみたいけど
ここから見るのも、いいかも

風に揺れる草。波に削られた岩。遠くに見える吊り橋。近くで渡ることだけが、この場所のすべてじゃない。少し離れて見ることで、見えてくるものもある。

seren

こわそうだね
でも、ちょっと楽しそう

静けさを持ち帰る

気づけば、ずいぶん歩いていた。それでも、重たい疲れはない。むしろ、少し軽くなったような感覚。来た道を振り返ると、さっきまでいた場所が、少し遠くに見える。同じ時間なのに、少しだけ違う場所にいるような気がする。
(最終話に続く)

seren

今日はここまででいいね
続きは、また今度

セレンのあしあと

AM10:00〜城ヶ崎自然研究路(いがいが根)を出発

AM10:45頃 蓮着寺に到着
AM10:50頃 伊豆海洋公園に到着

約50分間、城ヶ崎自然研究路を散策します。足場が悪いので歩きやすい服や靴の準備は必須です。岸壁沿いを歩くので、時折見える伊豆諸島や迫力ある白波は圧巻で感動間違いなし!オススメです。

AM11:00頃 城ヶ崎ピクニカルコースを出発

約30分間、城ヶ崎ピクニカルコースを散策します。道幅も広く舗装されているので歩きやすく、人の数も多くなります。お目当の門脇吊り橋まではもう少し!もちろん景観もオススメです。

AM11:30 門脇吊り橋に到着

人気観光スポットなだけあってかなり賑わっています。門脇吊り橋からの迫力ある絶景はオススメです。

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