絶景とアートを巡る
初秋の十日町 日帰り旅 ②

目次

創業100周年を迎える老舗、
新潟名物へぎそばに舌鼓!

雨が上がり、空を見上げると青空が広がってきました。せっかくなので少し足をのばして十日町展望台を目指します。十日町一帯を見下ろす眺望がオススメな人気スポットです。ところが車で移動すること30分、魚沼スカイライン魚沼展望台あたりでうっすらと霧が現れたかと思うとあっという間に濃霧に覆われてしまい……

魚沼スカイライン魚沼展望台

霧なんて久しぶり……幻想的な光景だね……

seren

うん……なんかモンスターが出てきそうだね……

残念だけど……この霧だと展望台に行っても何も見えないね……

時刻はPM12:00。濃霧で展望台に行くのはあきらめて、ランチに行くことにしました。今回は知人がおすすめする新潟名物へぎそばをいただきます。

超人気店なんだって!愉しみだね。

seren

混んでないかな?お腹空いちゃった……

移動すること約40分、お店に到着です。周りを見渡すと広大な田んぼと遠くには山々が連なり、さすが米どころ新潟ならではの心和む素敵な景色です。そんなところに店を構えるのは新潟名物へぎそばの老舗「小嶋屋総本店」。今年で創業100周年を迎えるそうです。平日の13時過ぎですが広い駐車場は満車に近い状態。店内を覗くと行列が出来ています。待ち時間を覚悟しましたが店内は広々としていて座敷席とテーブル席のどちらもゆったりとしたスペースが用意されていて、メニューを見てあれやこれやと悩んでいると30分も経たないうちに希望したテーブル席へ案内されました。

小嶋屋総本店入り口

セレン、注文はきまったの?

seren

うーん、天ぷらのセットも魅力的だけどかき揚げも美味しそう……迷っちゃうな……

悩んだ末に「天ばら膳」に決定!3種の食べ方が楽しめる天ばら丼とそばのセットメニューです。メインのそばにもまけないくらい美味しそうなかき揚げが魅力的です♫
注文してから料理が出てくるまでの待ち時間は短く、まずは和辛子とすり鉢とごまが運ばれてきました。へぎそば(布乃利そば)はワサビではなく和辛子でいただくそうです。ほどなくして料理が運ばれてきました。さあ、至福の時間の始まりです。へぎに乗るツヤツヤの光沢のあるおそば……ぷりっしたエビがふんだんに入ったかき揚げ……「天ばら膳」は見た目も豪華でボリュームも文句なし!

定番メニューの「天へぎ」
3種の食べ方が楽しめる天ばら丼とおそばのセットメニューです「天ばら膳」
seren

このおそばはツルツルでコシがあって美味しいね!

seren

かき揚げもサクサク!
エビがプリッとしていて美味しい!

新潟暮らしの長い知人の紹介だけあって、本当に美味しいおそばでした。セレンも天ばら丼の3種の味変を堪能したようです。そして、いつもながら至福の時間はあっという間……そろそろ移動の時間です。

モンスターと出会い、
モンスターとふれ合う

いよいよセレンが楽しみにしている?モンスターが展示されている十日町市松代に向かいます。この辺りではちょうど大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(※)が開催されているので、道中ところどころに数多くのアート作品が点在しており、アートと豊かな自然を身近に感じることができます。

関根哲男「帰ってきた赤ふん少年」

(※)新潟県『越後妻有(えちごつまり)』の広大な里山を舞台に通年で美術展やイベントを行なっており、トリエンナーレを開催しています。

車で移動すること約30分、松代に到着です。豊かな自然に囲まれた松代には「農舞台」という施設があります。施設内外には40ヶ所ほどアート作品が点在しており、その中の一つがセレンお目当てのモンスターです。その作品名は「花咲ける妻有」作家は誰もが知る世界的なアーティスト草間彌生です。セレンはというと恐る恐る作品に近寄ってじっと見つめています。

まつだい農舞台
田中信太郎「○△□の塔と赤とんぼ」
草間彌生「花咲ける妻有」

どう?怖くないでしょ?

seren

うん……でも今にも動き出しそう……

seren

でも、もう怖くないよ!アートって不思議だね、なんか可愛くなってきた♫

壮大な松代棚田群
絶景 星峠の棚田

時刻はPM15:45。豊かな自然とアート作品を愉しんでいるところですが、せっかく十日町に来たのに棚田を見ないで帰るわけにはいきません。帰りの時間も気になるので早めに松代にある「星峠の棚田」に向かうことにしました。
ススキの穂などの草木に覆われた曲がりくねった道を車で登ること約15分、綺麗に整備された開けた場所が現れて、目的地の「星峠の棚田」に到着です。駐車場に車を止めて見晴らしのいい場所に向かうと……見事な絶景が目に飛び込んできました。その絶景は穏やかで、じっと見入ってしまいます。気持ちも安らぎノスタルジックな気分を感じさせます。

松代棚田群 星峠の棚田
seren

この景色……また感動しちゃった……

本当に素敵な景色だね……
ずっと見ていられるよね……

時刻はPM16:00。見飽きることのない素敵な絶景ですが、帰りは越後湯沢発PM18:00の新幹線なので時間を考えるとそろそろ戻る時間です。星峠の棚田を後にして越後湯沢駅に戻る途中、南魚沼の道の駅「雪あかり」と知人オススメの洋菓子屋さん「パティスリースフェール 丸屋」に立ち寄りました。

seren

道の駅では何を買ったの?

しいたけだよ。大きいでしょ!

南魚沼の道の駅「雪あかり」で購入したしいたけ
seren

えー!これは……しいたけのモンスター!

お土産もいただいたよ!

セレンも大好きな、パティスリースフェール 丸屋の「天使のほっぺ」!

seren

嬉しい! 周りがふわふわで、中身の優しい甘さのしっとりしたクリームが最高! パクッと食べられるよね!食べてもいい?

帰ってからのお楽しみだよ♫

seren

なんだ……残念……

パティスリースフェール 丸屋の人気洋菓子「天使のほっぺ」

越後湯沢のお土産の定番は
笹団子のくるみ入りみそあんと日本酒「越後武士」

時刻はPM17:00。越後湯沢駅に到着。愉しい時間はあっという間……越後湯沢の駅構内で定番のお土産を購入し、ここで知人とはお別れです。十日町日帰り旅も無事終了。

seren

お土産は何を買ったの?

笹団子と日本酒だよ!好きでしょ?

seren

エビやカニはないんだね……

笹団子のくるみ入りみそあん
アルコール度数は46度 。(22度未満の物が日本酒と定められたためリキュール分類になります)「越後武士(えちござむらい)」

今回は出かける時期を人気の紅葉時期より少し早めに設定し、週末ではなく平日を利用することでゆったりと絶景とアートを愉しむことができました。いわゆる「ずらし旅」です。日程の調整が可能なら「ずらし旅」はほんとにオススメです。「清津峡渓谷トンネル」や「星峠の棚田」は紅葉時期でなくても十分魅力的です。もちろん紅葉時期は特にオススメなことは変わりません。そして最後になりますが、今回は知人のおかげで十日町一帯を満喫できました。自分たちでバスや列車で移動するとなるとここまで巡るのは難しいので、車での移動は大変助かりました。

お世話になりました!

seren

機会があったらまたお願いします!

セレンのあしあと

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PM13:00頃 老舗「小嶋屋総本店」でランチタイム
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PM15:00頃 松代に到着

セレンお目当てのモンスター鑑賞。その作品名は「花咲ける妻有」作家は誰もが知る世界的なアーティスト草間彌生

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PM:15:45 絶景 星峠の棚田

その絶景は穏やかで、じっと見入ってしまいます。気持ちも安らぎノスタルジックな気分を感じさせます

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PM:1600頃 南魚沼の道の駅「雪あかり」、洋菓子屋さん「パティスリースフェール 丸屋」でお土産購入
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PM17:00頃 越後湯沢駅に到着、帰路に着く
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