Astral Ritual(アストラル リチュアル):UCHU BREWING × Brujos Brewing Collaboration

再び用宗へ、
待ち侘びた至福の1杯

予定どおりに進まない旅は、ときどきあります。この日も、日本平へ向かう予定が急遽変更となり、気づけば16時まで自由時間に。せっかく静岡まで来たのなら、ただ時間を過ごすのはもったいない。頭に浮かんだのは、やっぱりクラフトビールでした。今回の目的地は、以前訪れて印象に残っていた用宗。そして、その一杯にたどり着くまでには、思っていた以上に長い道のりが待っていました。

まず向かったのは清水港。旅先では、その土地ならではの美味しいものも楽しみたい。市場で海鮮丼をいただき、旬の生桜えびも味わいます。港町らしい穏やかな景色を眺めながら、このあとのビールに期待が膨らみます。

utatane

まずは静岡の味を
しっかり満喫だね

以前から気になっていた三保のブルワリーへ向かうため、水上バスに乗船。港から眺める景色はいつもとは違う表情を見せてくれます。海風が心地よく、これから飲む一杯を想像しながら、期待を胸に三保へ向かいました。

seren

船でブルワリーへ
向かうなんて、
ちょっと特別な気分

三保に到着し、楽しみにしていたブルワリーへ。ところが——営業していませんでした。事前の確認が足りなかったとはいえ、少し肩を落とします。「今日はここで一杯飲んでいるはずだった。」そんな予定はあっさり崩れてしまいました。

seren

こういう日もあるよね…

utatane

旅は予定どおりに
いかないからこそ、あとから
思い出になるのかもしれません

気持ちを切り替え、目的地を用宗へ変更。「どうせなら、あの場所でもう一度飲みたい。」自然とそう思っていました。以前訪れたThe Villa & Barrel Lounge。あの心地よい時間が、ふと頭に浮かびます。

喉はすっかり乾いていました。途中で飲めそうなお店はいくつもありましたが、今日は我慢。飲むなら、やっぱりあの場所で。そんな気持ちだけで、用宗まで向かいました。

seren

あと少し…。そんな時間も、
きっと一杯を
美味しくしてくれるね

三保を後にして、1時間弱。ようやく用宗に到着しました。新しくなった駅舎を眺めながら、どこか懐かしさを感じつつ海岸方面へ。そして、ようやくThe Villa & Barrel Loungeへ到着。

ようやくThe Villa & Barrel Loungeへ到着。逸る気持ちを抑えながら席に着き、最初に選んだのはPower Slide。グラスが目の前に置かれた瞬間、それまでの疲れがすっとほどけていくようでした。高めのアルコール度数を感じさせない、ラガーらしい軽快さ。クリーンな飲み口のあとから、パッションフルーツや桃を思わせる華やかな香りが広がります。「ようやく飲めた。」そんな気持ちも重なって、忘れられない一杯になりました。

1杯目:Power Slide(パワー・スライド)Imperial Lager/8.0%ABV
高アルコールながらもラガーらしいキレを持たせたインペリアル・ラガー。注目のニュージーランド産ホップ「Nectaron」を中心に贅沢に使用しており、ラガーのクリーンなベースの上に、パッションフルーツや桃を思わせるトロピカルなホップアロマが鮮やかに広がります

utatane

美味しいビールは
たくさんあります!
でも、その日の一杯は、
その日だけの味があります

続いていただいたのは、Inkhorn BrewingとのコラボビールCornucopia。濃厚な果実感に、ニュージーランドホップらしい青々しさとダンクな個性。ふんわりとした口当たりが印象的な、完成度の高いHazy Double IPAでした。

2杯目:Cornucopia(コーヌコピア)Hazy Double IPA/8.0%ABV
東京・目白の「Inkhorn Brewing」とのコラボビール。空輸されたばかりのニュージーランド産ホップを贅沢に使用し、熟した桃やマンゴー、グアバを思わせる濃厚な果実感が広がります。そこにNZホップらしい青々としたダンクな香りが重なり、シルキーでなめらかな口当たりも印象的なHazy Double IPAでした。

utatane

NZホップの魅力を
存分に楽しめる一杯でした

そして最後は、以前から印象に残っていたDeluxe。QDHならではの圧倒的なホップアロマ。マンゴーや桃、ベリーを思わせる甘く華やかな香りに、力強いダンクが重なります。「やっぱり美味しい。」そう再確認できた一杯でした。

3杯目:Deluxe(デラックス)QDH Hazy Double IPA/8.0%ABV
WCBでも珍しい「QDH」製法で造られた、濃厚なHazy Double IPA。Mosaicホップのみを贅沢に使用し、マンゴーやベリー、桃を思わせる甘く濃密な香りが広がります。フルーティーな華やかさに、どっしりとしたダンクな印象も重なる、リッチな一杯でした。

utatane

何度飲んでも、この濃厚さには
惹かれてしまいます

そろそろ時間。名残惜しく用宗をあとにして、静岡駅へ向かいます。

seren

楽しい時間って、
本当にあっという間

utatane

まだ少しだけ時間があるよ

旅の締めくくりに静岡駅近くにある、West Coast Brewing直営のビアレストラン「12-twelve」へ。ここでは軽い食事と一緒に、美味しいビールをいただくことに。

まずはProject:NZ04。実験段階のNZホップを使ったピルスナーらしく、柑橘やライチ、ハーブのような爽やかさが心地よく広がります。

1杯目:Project:NZ04(プロジェクト・エヌ・ゼット・ゼロ・ヨン)NZ PILS/5.5%ABV
開発中のホップ「NZ04」の個性を楽しめる実験的なピルスナー。レモンやライムのような爽やかな柑橘に、赤りんごやライチ、ほのかなハーブ感が重なり、暑い一日の締めくくりにぴったりの一杯でした。

utatane

シンプルだからこそ、
ホップの個性が
よく伝わる一杯でした

最後はDouble Kimchi
West Coast IPAらしい、力強いダンクと松のようなニュアンス。そこへオレンジやベリーが重なり、飲み応えのある締めくくりになりました。

2杯目:Double Kimchi(ダブル・キムチ)West Coast Double IPA/8.5%ABV
韓国のブルワリー「White Crow Brewing」とのコラボビール。名前に“キムチ”とありますが辛いビールではなく、遊び心のあるネーミングです。穏やかで上質な苦味に、ダンクな香り、青々とした草や松のようなニュアンスが重なり、オレンジやベリーの表情も感じられるWest Coast Double IPAでした。

utatane

最後までWCBらしさを
存分に楽しめました

旅は、思いどおりに進かないことがあります。今回も、予定していたブルワリーには入れませんでした。それでも、行き先を変え、我慢して、ようやくたどり着いた用宗。だからこそ、最初のPower Slideは、心にも深く残る一杯になりました。思い返せば、美味しかったのはビールだけではありません。そこへたどり着くまでの時間も含めて、あの日の一杯だったのだと思います。

seren

遠回りしたからこそ、
出会える景色も、
一杯もあるんだね

utatane

また用宗へ。
そう思わせてくれる場所が、
ひとつ増えました

seren

ねぇ、静岡の味って何?
あとで詳しく教えてよね

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