Nose Goblin

ノーズ ゴブリン

BREWERY:Ghost Town Brewing
STYLE:West Coast Imperial IPA

散歩という名目のビール探し。いつものように立ち寄った老舗のボトルショップで、以前から気になっていた一本を見つけました。Ghost Town Brewingの「Nose Goblin(ノーズ ゴブリン)」です。
アメリカ・カリフォルニア州オークランドを拠点とするGhost Town Brewing。その代表的な一杯であるNose Goblinは、2021年と2022年のGreat American Beer Festivalで金賞を受賞した実力派です。
アルコール度数は9.2%。ネルソンソーヴィン、モザイク、ストラタを使用した、力強いWest Coast Imperial IPAです。
以前から興味はあったものの、なかなか手が伸びなかった一本。理由は単純で、こういうビールにハマってしまうのが少し怖かったから。それでも好奇心には勝てず、気づけば手に取っていました。数日後の平日の夜、いよいよグラスに注いでみることに。

グラスに注ぐと、淡い麦わら色。まず立ち上がるのは、マンダリンオレンジを思わせる華やかな柑橘の香りです。奥からはベリーや白ブドウのような甘い果実香が重なり、ほのかにダンクなニュアンスも漂います。
ひと口含むと、シトラスの果汁を思わせるジューシーな旨味と甘みが広がります。しかし、その華やかさを追いかけるように、力強い苦味が一気に存在感を増してきます。ベリーを思わせるほのかな甘みも感じられ、果実感と苦味が幾重にも重なる奥行きのある味わいです。飲み込む頃にはダンクなニュアンスが顔をのぞかせ、フィニッシュはドライ。柑橘の皮を思わせるほろ苦さが、余韻として静かに残ります。
印象的なのは、その飲み心地。アルコール度数9.2%という数字から重厚な味わいを想像していましたが、口当たりは驚くほど軽快です。決して薄いわけではなく、しっかりとした旨味を感じながらも、次のひと口へ自然と手が伸びてしまいます。

マンダリンオレンジの華やかさと、容赦なく押し寄せる硬派な苦味。この鮮やかな対比こそ、Nose Goblinの魅力なのかもしれません。
苦味はかなり力強く、IPAに慣れていない方には少し手強い一杯でしょう。一方で、柑橘系のホップアロマや、West Coast IPAらしいドライなキレを好む方には、ぜひ試してほしい一本です。
濃厚なHazy IPAとはまた違う、ホップの力強さと軽快な飲み心地。ハイアルコールでありながら、思いのほかスルスルと飲めてしまう。その絶妙なバランスに、すっかり魅了されました。
以前から気になっていた理由も、手を出すのをためらっていた理由も、今ならよくわかります。どうやら、恐れていたことが現実になってしまったようです。これは、ハマってしまう一杯ですね。

seren

ハマるのが怖いって
言ってたけど、
どうだった?

utatane

やっぱり危険な
一杯だったよ。
あの華やかな香りと苦味、
また飲みたくなるね

seren

ふふっ、
もうハマっちゃったんだね!

Ghost Town Brewing
https://www.ghosttownbrewing.com/

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